海外経験ゼロの僕が、社会人になってから英語を勉強し、通訳までできるようになった

海外経験の無い僕が、今は取引先を交えた面談の際にネイティブ英語スピーカーとの間に入り、通訳を担うことができています。

入社当時、帰国子女の同期や英語のうまい先輩に気後れして、電話さえまともに取れなかったのに・・・

そんな僕がどうやって英語を身につけたか、経緯とオススメ習得法をご紹介させて頂ければと思います。

 

 

1. 社会人5年目の転機


今の会社に英語経験も無いまま入社し、当初は電話さえ怖くて取れないレベル。英語の電話だと思った瞬間に切っていました(笑)

海外の取引先との遣り取りにおいて、私では話にならないため私の上司に直接電話が行く始末・・・。こうなると悪循環で、英語が絡まない仕事にも積極性が欠けるようになり、プロジェクトメンバーからの信頼を得る事が出来ずに悶々とする日々。

英会話塾に通ったり、英単語を覚えたりと、自分なりに努力をするものの周りには全くついていけずに半ば諦めかけていたとき、英語圏への2年間の研修が告げられたのです。

 

2. 英語圏での生活で気づいた事

 

最初は特に、本当に辛かった。生活の全てがあの意味不明な暗号(英語)になって、カフェでコーヒーすら頼めない。それなのに銀行口座の開設や、家探しなど生活のセットアップやら、もちろん業務も英語でなんとか切り抜ける日々を過ごします。

 

半年くらいたったある日、あることに気付きます。「あれ、ちょっと音が拾えるようになってきたけど、この人たち大して難しい単語は全く使っていないな・・・」そう、音さえ拾えれば、思っていたより英語が難しくない事がわかってきたのです!

 

文法なんて気にしている人は向こうには居ませんでした。むしろ、詰まらずに単語を発し、会話をつなげていくことこそが重要なのです。

 

日本語でも、例えば、「私、遊園地、昨日、行った」「乗り物、乗ったそこで、混んでた」でも十分に内容は伝わりますし、私たちの日常会話もそんなもんですよね?笑

むしろ学校で嫌という程気をつけるように注意された三単現のSなんて、日本人の方が正確に使えるかもしれません。ただ、そのSについて考えている、悩んでいる時間が会話を詰まらせ、英会話を難しいものにしてしまっているのです。

 

それでは、私はなぜ音が拾えなかったのか?それは、完全に「英語へのアレルギー意識」であるということにも気付きました。英語を目に、耳にした瞬間、脳が停止してしまうのです。このアレルギーが英語にたくさん触れてきた中で徐々に解消され、なんとなく目に、そして耳に入ってくるようになりました。

 

例えば・・・

私:Hi how are you doing?挨拶の定型!

こんにちは。最近どう?くらいの感じです。調子どうですか?という日本語直訳だと、挨拶に近い感じだと思ってます。

A:Pretty good thanks, yourself? Have you settled down?

やあ、こっちは最近良い感じ。君は?生活は落ち着いた?私:Yes, still a bit struggling though.うん、まあね。まだちょっと手こずってるけど。

 

のような会話がスラスラ出てくるようになったのです。(※文法が完全に正しいかはわかりません)これは英文に触れる回数が格段に多くなり、アレルギーが解消され音と文字が自分の中で一致してきたことで、音が徐々に文字と繋がり、簡単な単語を繋げるだけで格好いい英会話になる事がわかってきたためです。

それがわかるとここからは格段に成長がスピードアップし、英語に触れたい→わかる→楽しい→英語に触れたいという好循環に入る事ができました!

 

3. 英語への耐性が出来て人生が変わった!

 

大げさではなく、本当に人生が変わりました。まず、ニュースを原文で英語のままタイムリーに読める・聞けるようになったのが本当に役立ちました。

実感したのは、従来入手していた海外の情報は、当たり前ですが日本のメディアによる和訳や編集によってかなりのタイムラグや誤植が生じているという事です。

Australia(オーストラリア)で起きていた山火事をAustria(オーストリア)で起きていると堂々とTVで全国放映し、訂正もなかった番組には本当にショックを受けました(笑)やはり真実を知る、ということに英語能力は必須だと思うようになったのです。

 

次に、外国人との付き合いが格段に増えた事です。通訳ができることになり仕事がうまくいくようになったのはもちろんですが、街中で困っている観光客を助ける事ができたり、ビジネス系SNSで知り合った方との交流・情報交換などができるようになり交友関係がぐんと広がりました。

 

4. 結局、大事なのは・・・英会話学校に通うことではない!

 

つらつらと書いてきましたが、やはり大事なのは「英語に多く触れる」ことに尽きると思います。赤ちゃんが言語を取得していくのが親や大人が話している音を聞き、赤ちゃん言葉でリピートしていくように、とにかく英語の音と文字に触れることが最大の近道であり、王道では無いでしょうか。

 

正直、英会話学校に高い授業料を払って例えば1コマ50分の授業を5,000円などで受けることはオススメできません。なぜなら、多聞多読の量から見ると圧倒的に効率が悪いからです。何度も何度も英語の音と単語に触れ続けることで、道はひらけます。英会話学校に通ったことのある私だからこそそう思うのです。 

 

5. オススメの習得方法

 

会話力ですが、この書籍とCDのセット学習が最高に効率が良いです。まず、ネイティブが使う自然な英会話が収録されているので、真に実践的です。また、CDも活用することでリスニング力向上も期待できます。

 

(CD-ROM付)12週間で「話せる」が実感できる魔法のなりきり英語音読



次に多読ですが、やはりこれは楽しくなければ続きません。英単語帳なんてあんなにつまらないもの、続かないですよね。ましてや忙しい社会人なら尚更です。

であれば、楽しい文章を読みながら、わからない重要な単語を自分で携帯でサクッと調べ、メモしておいたほうが何倍も効率が良いです。

そこで、読んでいて楽しい、しかも英語が同時に学べちゃう傑作がこちら!!!!なんと村上春樹作品が英語で読めちゃう!!!小説なので当然、口語も沢山あり、微妙な細かいニュアンスの言い回しも習得できます。飽きずに多読ができる最高の教材です。何度も繰り返し読み返すことをオススメいたします。

村上春樹が英語で楽しく読める本



以上、私の経験を通した英語習得法をご紹介しましたが、いかがでしょうか。ぜひ2021年の新たなチャレンジとして、英語を楽しむ!ということを追加してみたらいかがでしょうか!